全盲の方で初めて国立国会図書館採用試験に合格された杉田正幸さん

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既にご承知の方も沢山いらっしゃると思いますが、管理人の朱莉は
このニュースを最近知り、とても感動したのでお伝えしたいと思いました。

全盲の杉田さんは20年もの長きにわたり、大阪府立図書館で司書として
勤務されてきました。

そのことだけでも驚異のことなのに国立国会図書館採用試験に合格され
来年から、東京か京都の国会図書館で勤務する予定だそうです。

杉田さんの経歴は・・・

杉田さんは埼玉出身で、生まれた時から弱視で中学校に入って視力を全く失いました。

盲学校を卒業して、マッサージ師として働いていましたが、
自分自身が本を読みたくても点字の書籍が少なく、とても不便さを感じたため
障害者と健常者の情報格差を埋めるような仕事をしたいと切望するように
なったとか。

近畿大の通信教育を受け、平成11年、司書の資格を取得し、12年に全盲の人として
初めて大阪図書館司書に合格し、府立中央図書館で、現在まで勤務して来られました。

健常者であっても本を中々読まない昨今、このことを知って
凄く、惹き付けられました。

どんな風に業務をしてらっしゃるのかな・・・

音声ソフトが入ったパソコンや点字用機器を使い、視覚障害者が読みたい本を
音読する「対面朗読」のサービスや誰でもアクセスできる図書館ホームペジの
作成や郵送物の表示、音声図書の利用方法の指導にあたってきたそうです。

なんと驚くことに週刊誌までにも対応してるそうです。

今迄、書籍の内容を音声データとして収録したCDやデジタル資料などの
「録音図書」の存在を知る司書がその図書館にいなければ、
利用者に紹介することもできない。

「録音図書は買うこともできるし、ほかの図書館から借りることもできるのですが、
知識がないと分からない」と杉田さんは言います。

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健常者の私達は自分たちが何も不自由を感じないので、そういったことへの
関心がない上、目が不自由な方へ思いを馳せることも出来ないのが殆どだと
思うのです。

そのこと自体恥ずべきことですが、何と言っても
視覚障害者の方が視覚障害者の立場や実務経験も交え、
こうした障害者へのサービスに必要な知識を伝えてこられたことは
凄く説得力のあることです。

実際全盲の方が健常者であったときには図書館には行ったこともなく、
又本もあまり読まなかったのに、
「目が悪くなったお陰でたくさんの本を読める」「世界が広がった」
との感謝の言葉が絶えないそうです。

こうした声を聞くにつれ、杉田さんは大阪府立図書館での司書だけにとどまらず、
障害者や寝たきりの人など図書館の利用が難しい人たちに
充実したサービスを提供したいとの思いから
国会図書館で働こうと決心したそうです。

試験は係長級で、対象は実務経験や調査・研究の実績がある人、
競争率は7倍でした。

今年6月、「読書バリアフリー法」が施行され、国や自治体は
誰もが読書できる環境整備を課せられました。

国会図書館も例外ではなく障害者らへの読書サービスの充実が求められています。

杉田さんが目指すのは・・・

杉田さんは「まず国会図書館を国民に身近な存在にしていくことが目標。
そして、全国の図書館のレベルアップにつながるお手伝いをしたい」と話しています。

目の不自由な当事者だけが出来る優しい図書館を目指して頑張りたいとのこと。

一日も早く障害者と健常者の情報格差がない社会が生まれると
良いですね。

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