冬将軍って?なぜ冬に将軍なんて言うのでしょう?

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寒くなってくると冬将軍って言葉を耳にするようになりますね。

いかにも寒そうな感じがする言葉ですが、なぜ将軍なんて言葉を
使うのでしょう。

冬将軍はどんな気候?

冬将軍とは、「シベリア気団」あるいは「シベリア気団によって
もたらされる強い寒さ」を表現する言葉です。

日本には10月中旬~2月上旬頃の間に到来します。

冬型の気圧配置の西高東低は
日本の北西に高気圧があり、北東に低気圧がある気圧配置のことを指します。

日本では日本海側に強い降雪をもたらし、太平洋側では乾燥した
北西風が吹き荒れます。

何故冬将軍っていうんでしょう

冬の厳しい寒さの時には「冬将軍到来」「冬将軍きたる」「冬将軍の訪れ」とか
よく聞きますね。

ところが、もう既にご存知の方もいらっしゃると思いますが、
これはイギリスのことではなくフランスのナポレオンにまつわる話なんです。

1812年といいますから、日本では文化9年、幕末の江戸文化が花開いていた頃です。

ナポレオンがロシアに攻め込もうと軍を進めました。
ロシアは、フランスのナポレオンの攻撃をかわし、モスクワが占領されても
合戦には持ち込みませんでした。

その年は、冬の訪れが早く、夏装備のナポレオン軍は、
軍の防寒服や食料、弾薬の供給が間に合わず、
大軍を維持することができなくなってしまい、10月には撤退を
せざるを得なくなってしまったのです。

ロシアは、ロシアの兵力は温存し、ナポレオンを撃退したことになります。

この様子をイギリスの新聞記者が、ロシアの「厳しい冬」、
つまり「冬将軍」にナポレオン軍は敗れたと、
たいそう文学的に表現したのが語源です。

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この時初めて「冬将軍」という言葉が生まれたんですね。

英語で言うと「General Frost」(霜将軍)になるのですが
「冬将軍」としたのが秀逸だったという訳です。

又、将軍と擬人化したところに命名の妙があります。

「冬将軍」はナポレオンだけでなく、ナポレオンの敗退からおよそ130年後、
第二次世界大戦のヒトラーによるソビエト攻撃のときも活躍しました。

バルバロッサ作戦、タイフーン作戦と続く、ナチスドイツのソビエト攻撃は、
当時のソビエト軍の強力な反撃と、ドイツ軍の冬装備が間に合わなかったほどの
急激な寒さで、挫折します。

自然の力には、強力な軍隊でもかなわないということで、
「冬将軍」は再び有名になります。

冬の厳しい寒さは歴史上の戦いに何度も大きな影響を与えたってことですね。

おわりに

日本の冬、その中でも冬将軍は厳しいものですが、ナポレオンが撤退した
シベリアほどの寒さではないにしても、北の方ではやはり
厳しい寒さに違いありません。

くれぐれも気を付けて過ごして頂きたいと思います。

「作戦」「戦略」「将軍」「攻撃」「有事」「兵卒」などの軍事用語が
本来のものから、別の使い方に変わることは世の中がそれだけ平和になった
と言うこともできるということですね。

ナポレオンが負けたほどのロシアの寒い冬に対して将軍という擬人化で
表現されていますが、他の季節にはそんな表現は
無いようです。

NHKの天気予報には「春ちゃん」「秋ちゃん」「夏将軍」「小夏ちゃん」
「梅雨君」などのキャラクターがいますし、
織田信長は戦がいつも雨ばかりだったことから「梅雨将軍」と
言われています。

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